ライフエッセンスVol.23

不安定な景気で将来が不安。家庭で出来る対策は?
消費税の増税が延期になって少し安心しましたが、食費などは高くなっている気がします。夫の給料は増えないのに、子どもにいるお金は増えてきて将来が不安です。家計が赤字にならず少しは貯金もできる手っ取り早い方法は?(大府市 F.K 41歳)
「支出を減らす」「稼ぐ」「増やす」 家計の体力を上げる「3つの基本」を見直して
どんな時も国の政策や景気に振り回されない家計を作りましょう
来年4月に予定されていた消費税率10%への引き上げが、2019年10月まで2年半延期されることになりました。たとえば食費や光熱費など、毎月20万円の消費をしている家庭では、延期がなければ年間およそ5.2万円支出が増えます。F.Kさんも、少しホッとされているようですが、喜んでばかりもいられません。この延期で、年金・介護・子育てなど、わたしたちの家計を支援するはずの財源も減ってしまいます。高齢者の介護支援や保育所の新設など、支援のスピードにも影響が出てくるでしょう。肝心なのは、どんな時も「国の政策や景気にいちいち振り回されない家計」にしておくこと。この機会に、家計の体力を上げる「3つの基本」をおさらいしましょう。
守る家計!「支出を減らす」
細かい節約には限界があります。当り前ですが、固定費の見直しは絶対すべきです。特に、借入中の住宅ローンがあれば、必ずチェックして下さい。全期間固定金利の代表「フラット35」の7月金利は1%を割っています。残り期間が長ければ、固定金利に変えしまう手も有効です。また家計を圧迫しがちな携帯代などにもテコ入れを。格安スマホなど、月々2000円程度の料金で済むプランもずいぶん充実してきています。効果うんぬんより、取り組む意欲があるかどうかが重要。効果が小さくても、「やろうとする人」の家計は、どんどん改善しています。
攻める家計!「稼ぐ」「増やす」
いくら稼ぐ気があっても、サラリーマンの場合、大きく収入を増やすのは難しいもの。できることは、家計を二馬力にすること。つまり、F.Kさんの収入を増やすことが、いちばん現実的な方法でしょう。パート勤務の場合、今年10月から厚生年金への加入ルールが変わるため、夫の扶養に入れないケースも出てきます。子育てとのバランスを取りつつ、思い切り稼ぐ働き方も視野に入れてみましょう。また、預貯金以外の「増える投資」にお金を託すことも必須です。まずは、確定拠出年金や、NISAの制度を使った投資信託の積立てなどがおすすめです。運用の感覚に慣れてから、得意な増やし方を見つけましょう。家計を強くする「3つの基本」はどんなときも同じ。その気になれば、誰にでもできることばかりです。
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FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子
ファイナンシャルプランナー(AFP)モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者
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