ライフエッセンスVol.20

~暮らしとおカネのアドバイス~ 髙木恵美子のLifeEssence ライフエッセンス 今回のご相談

長続きできる「家計簿」のつけ方は?

毎月お金の管理がうまくできず、赤字気味です。お金の出入りがよく把握できてないので不安になります。新年になるたびに家計簿をつけ始めるのですが、どうしても続きません。簡単なつけかたでもいいのか、知りたいです。 (東海市 E.T 36歳)

「毎日3分で記入」を目標に、まずは「出費」を 書き込むことから。

挫折しないためには、新年スタートを避ける?

2016年が始まりました。今年も役立つアドバイスをお届けします。さて、E.Tさんのように「今年こそ家計簿をつけるぞ」と決意をしている人も多そうですね。たいていの家計簿は1月始まり。新年スタートだと気持ちがいいですね。でも、あえて、わたしは2月から始めてみることをお勧めしています。1月は正月、冬休み、帰省など、特別な出費の多い月。お年玉などレシートのない出費も多いです。書き出すことで、気持ちも重くなりそうですよね。また、年始は生活のペースも違うので、記入する時間も取りづらいものです。1月は1年の中でも、続かない要素がいっぱいの月。家計簿の初心者さんほど、新年スタートを避けるのがベターです。


続くかどうかは「家計簿選び」で決まる

新年の家計簿売り場には、たくさんの家計簿が並んでいますね。つい、かわいい色目、イラストのものに目がいきますが、ちょっと冷静に。心はなごんでも、必ずしもE.Tさんにとって使いやすいとは限りません。給料日が25日なのに、1日スタートのもの、費目分けが細かすぎるものなどは、挫折へ一直線です。続くか続かないは、最初に選ぶ家計簿で決まる気がしていますよ。中身をしっかり見て「自分の生活パターンに合うもの」を選ぶようにしましょう。なければ、自由に日付や費目を書き込みできるものがよいでしょう。個人的には、「かわいいよりもシンプル」をおすすめしています。


「3分かんたん記入」「小さなゴール決め」が有効です

そもそも、家計簿をつける目的は?使途不明金、つまり「使った覚えがないのに、なぜかお金がない」ことをなくすことですね。入ってきたお金のうち、いくら出費したかが確認できればよいのです。食費、雑費といった費目分けは絶対ではありません。まずは毎日、使った店ごとの金額を書き込むだけで大丈夫。3ヵ月くらい続けるうちに、毎月出て行く金額や、傾向が見えてくるはずです。黒字ならOK。赤字や、もっと貯蓄を増やしたい場合は、次の3ヵ月でムダを見つけるために費目分けを。食費、雑費、その他の3つで十分です。また、1週間、1ヵ月など、小さなゴールを作ると続きます。達成感を重ねてみましょう。毎日3分で記入が目標、シンプルがなによりですよ!


プロフィール

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

ファイナンシャルプランナー(AFP)
モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者

■FP事務所 ラパン業務内容

家計全般のマネー相談業務&実行サポート セミナー・相談会・執筆 など
~こんな相談ができます(一例)~
●家計管理はどのようにしたらよいか
●将来のお金のことが心配
●マイホーム予算やローン選びのことを知りたい
●入ってる保険の内容がよくわからない
●こどもの教育費はどう準備したらよいか
●相続や贈与の準備はどうしたらよいか
●「日経新聞の読み方・活かし方教室」
出張講座(4~5人から)など
TEL:0569-58-0128
午前10:00~午後6:00

■FP事務所ラパン

ホームページ http://www.fp-lapin.com「FPラパン」で検索
ブログ 「FPラパンブログ」で検索
楽天の保険「ニュース&リサーチ」コラム連載中!
http://hoken.rakuten.co.jp/news/

知多半島近郊の情報をお届け!
気に入ったらいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで東海市発 情報誌「ペコロス」をフォローしよう!