ライフエッセンスVol.15

~暮らしとおカネのアドバイス~ 髙木恵美子のLifeEssence ライフエッセンス 今回のご相談

住宅ローンの「借り換え」効果は?

マイホーム購入の際に35年のローンを組みました。10年固定で借りて、現在返済を始めて7年過ぎたところです。子どもは今年中学生。これから出費も増えそうなので「借り換え」を考えているのですが、本当に効果があるのでしょうか。(緑区 M.S 40歳)

 

住宅ローンの借り換えにはよい条件が揃っています。 まずは一度検討してみては。

借りっぱなしはダメ! 住宅ローンもメンテナンスを

住宅ローンは、30年、35年で借りた後、ただ返し続けていればいいというものではありません。家計の様子や金利の状況が変わってきたら、保険などと同じように積極的なメンテナンスをしていきましょう。住宅ローンは額が大きいだけに、借り換えがうまくいけば家計の負担を大きく減らせます。ここ数年はM.Sさんが借入れをした頃より金利が低くなっているだけでなく、銀行間の競争により、金利以外の附帯サービスの内容も充実してきています。借り換えを検討するには、よい条件が揃っているといえます。金利が同じでも、8大疾病つきの団体信用生命保険や、育児応援サービスの付いたローンに借り換えするだけでも、充分メリットが得られそうです。


「リスクに備えるため」の借り換えもある

一般的には、「今よりも総返済額が少なくなる」という理由で借り換えをする人がほとんどです。その一方で「将来の金利上昇リスクを避ける」ために、借り換えをする場合もあります。M.Sさんのように、「子どもの教育費がかかる間だけは、返済額を抑えておきたい」というケースなどです。今より金利の低い10年固定や、長期固定タイプのものに借り換えをすれば、教育費などが重なる間、返済額が増える心配から開放されます。塾や受験のお金の心配に加え、金利が上がる心配までしたくないですよね。気持ちの安心を得るという借り換えです。


借り換えするとき注意することは?

「借り換えをしよう」と決めたら次の2つを確認しましょう。1つは、「借り入れをした当時より収入が減ってはいないか」、もう1つは「健康状態が悪くなっていないか」ということです。「借り換えは難しいかも」と少しでも感じる人はネットからの申し込みは避け、窓口で相談するようにしましょう。 また、なるべく諸費用が少ない住宅ローンを選ぶのも、借り換えメリットを大きくするコツです。金利が上昇し始めてから慌てて借り換えを検討してもうまくはいきません。M.Sさんのように数年のうちに教育費などの負担が増え、家計が苦しくなりそうという人は、余裕のある今のうちに借り換えを検討してみては?


プロフィール

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

ファイナンシャルプランナー(AFP)
モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者

■FP事務所 ラパン業務内容

家計全般のマネー相談業務&実行サポート セミナー・相談会・執筆 など
~こんな相談ができます(一例)~
●家計管理はどのようにしたらよいか
●将来のお金のことが心配
●マイホーム予算やローン選びのことを知りたい
●入ってる保険の内容がよくわからない
●こどもの教育費はどう準備したらよいか
●相続や贈与の準備はどうしたらよいか
●「日経新聞の読み方・活かし方教室」
出張講座(4~5人から)など
TEL:0569-58-0128
午前10:00~午後6:00

■FP事務所ラパン

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