ライフエッセンスVol.12

~暮らしとおカネのアドバイス~ 髙木恵美子のLifeEssence ライフエッセンス 今回のご相談

インフレになると家計が大変になるって本当ですか

テレビで「インフレになると家計が大変になる」と聞いたのですが、よく意味がわかりませんでした。ただでさえ、毎月家計が大変なのに、これ以上大変になってしまうと本当に困ります。一体なにが困るのか、また、対策があれば教えてください。(東海市 J・Sさん 42歳 主婦)

 

インフレを利用して積極的にお金を増やす姿勢も必要

アベノミクスで、インフレがやってくる?

「経済は生きもの」と言う言葉をよく聞きます。実際、ちょっとした要因で流れが大きく変わるのが経済。今はどうかというと、世の中がインフレに向かうよう、国は政策を押し進めています。目標は年2%の物価上昇です。では、ニュースでよく聞く、「インフレ」ってどういうことでしょうか?大まかにいってしまうと、需要が増えて、モノの値段が上がること。値が上がり始めると、今のうちに買っておこうという人が増えます。そんなことが繰り返されて、お金の流れがどんどん活発になり、経済全体が膨らんでいく…これがインフレです。景気はよくなるのですが、家計には思わぬダメージが。


家計をゆるがす「3つのダメージ」とは?

①貯金が目減り:定期預金の100万円を使って、5年後に車を買替えの予定。でも政策どおり2%ずつインフレに向かったら、車の値段は110万円。こうなると100万円は目減りしたと同様。②収入が目減り:給料は物価上昇に遅れて、アップするのが一般的。モノの値段が上がり、昇給が追いつかなければ、収入は目減り状態に。③支出が増える:インフレも消費税と同じ、家計の支出を増やします。2%の インフレが続けば、100円のコーヒーも5年後には110円。ほとんどのモノが約10%高くなりますね。インフレはじわじわと来るため、気がつきにくい上、この3つが同時にやってくるのです。


インフレの流れに乗って、お金を増やそう!

家計収入を上げる方法は「稼ぐ・節約する・増やす」の3つだけです。特にこれからは、インフレに伴って増える「株式や投資信託」などで、積極的にお金を増やす姿勢も必要です。普通の預貯金だけでは、お金は増えません。J・Sさんも、最初は「怖い」「お金がないからムリ」と思うかもしれません。でも毎月の少額な積立だって立派な運用です。たとえば毎月1万円(10年間)でも、仮に5%で運用できれば、その利息は銀行の積立より約30万も多くなります。またNISA(ニーサ)を利用すれば、利息に税金もかかりません(一定の条件あり)。これからは、世の中の動きに合わせたお金の増やし方が大事です。ちょっとだけ勉強し、すぐに行動を!


プロフィール

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

ファイナンシャルプランナー(AFP)
モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者

■FP事務所 ラパン業務内容

家計全般のマネー相談業務&実行サポート セミナー・相談会・執筆 など
~こんな相談ができます(一例)~
●家計管理はどのようにしたらよいか
●将来のお金のことが心配
●マイホーム予算やローン選びのことを知りたい
●入ってる保険の内容がよくわからない
●こどもの教育費はどう準備したらよいか
●相続や贈与の準備はどうしたらよいか
●「日経新聞の読み方・活かし方教室」
出張講座(4~5人から)など
TEL:0569-58-0128
午前10:00~午後6:00

■FP事務所ラパン

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