ライフエッセンスVol.09

~暮らしとおカネのアドバイス~ 髙木恵美子のLifeEssence ライフエッセンス 今回のご相談

「地震保険について教えてください」

毎年、春が来ると震災を思い出します。家が壊れた時のことを思うと不安になりますが、調べるのが面倒で地震保険にはまだ入っていません。保険料が高いとか聞きましたが、やはり入っておいたほうがいいでしょうか? (半田市 S・Hさん 40歳 主婦)

今年7月の値上げまでに加入、あるいは見直しで保険料をお得に

どんな時、どのくらい補償されるの?

地震保険への関心は高まっていますね。みなさんがご存知の火災保険は、風害・水害などの自然災害は補償されていますが、地震・津波などが原因の場合、地震保険からしか保険金を受けとることができません。家計ダメージの大きい地震に備え、ぜひ加入を検討しましょう。まず、地震保険は、火災保険とセットで入ることが条件です。補償額は火災保険の30~50%(建物5000万円、家財1000万円が上限)が限度。支払いの査定も全損、半損、1部損の3段階で、保険金はそれぞれ契約金額の100%、50%、5%です。家を建て直すのは難しいですが、家賃や家財購入のための大事な助けになります。生活再建費と考えましょう。



地震保険料の負担はどのくらい?

地震保険料は地域ごとで決められていて、どこの保険会社でも同じです。残念なことに愛知県は一番高いランク、それだけ地震の危険度も高いということですね。さらに2014年7月から地震保険料の値上げも決まっており、愛知県の値上げ率は、イ構造(主として鉄骨、コンクリート造)で20%、ロ構造(主として木造)で7%となっています。ただし、耐震性の割引は拡大されるので、保険料が割安になる場合も出てきます。木造住宅の保険料は、いちばん高い場合で1000万あたり年間32600円。ひと月あたり約2700円で、大きなリスクに備えられると考えれば、決して高くないかもしれませんね。


値上げに備え、上手に加入するには?

地震保険の加入期間は最長5年。値上げ前に5年契約することで、保険料を抑えることができます。これから新築する人は、長い目で見れば、耐震割引の大きい構造にするのも1つの方法かもしれません。 また2015年には火災保険料も3~5%値上げの見込みです。この機会に、ぜひ加入中の火災保険も見直しましょう。以前はパッケージものの多かった火災保険ですが、今はいらない補償をはずすことができる商品もあり、長期で加入し必要な補償にしぼれば、保険料が大幅に減るケースも多いのです。入り直した場合でも、既に支払った保険料は、残り期間分戻ってきます。貯蓄が少ない家庭ほど、地震保険・火災保険をしっかり備えておくことが大事ですよ。


プロフィール

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

ファイナンシャルプランナー(AFP)
モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者

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