ライフエッセンスVol.05

「住宅の買い時は今って本当?」
10年以内に住宅購入を考えていますが、先日、新築した友人から、「消費税増税や低金利を考えると今が買い時」と聞きました。今は本当に 住宅の買いどきなのでしょうか? (大府市 J・Mさん 主婦)
「家」は大きな買い物。ムードに流されず、慎重に
買い時は「3つのタイミング」がそろう時
マイホーム購入には、大きな資金がかかります。だからこそ、「本当に必要か」「それがいつなのか」を慎重に検討しなくてはいけません。1家族のライフプラン環境2購入できる資金環境3住みたいと思える物件がある、この「3つのタイミング」が揃った時が買い時と言えます。今後5年から10年のライフプランを想像した時、転勤や親の面倒を看る可能性、子供の受験などがある場合には、購入を控えた方が賢明だと思います。また、「頭金ゼロでもOK」という広告は嘘ではありませんが、有利な条件でローンが組めないなどのデメリットもあるので、ある程度の自己資金は必要と考えておきましょう。
金利・制度は充実 一歩踏み出すタイミング
住宅ローンの金利もやや上向きではありますが、30年という長期で見 た場合、今は異常な低金利。また親からの援助金に対し、一般住宅で700 万円(25年の場合)までは贈与税がかからない制度も用意されています(来年まで)。消費税増税も気になりますが、増税後は住宅ローン控除額 の拡大(最高400万円)という制度も検討されています。増税前、後のどちらが得かは、物件や収入にも関わってくるので、金融機関にシミュレーシ ョンしてもらった上で検討してはいかがでしょうか。参考までに、税金控除の恩恵を受けにくい所得者層(年収510万以下)には、現金給付をする案も出ています。
買い時は自分が決める ムードに流されない判断を!
J.Mさんが感じていらっしゃるように、金利や販売価格の先高観と増税が、購入マインドを後押ししている感はあります。現在はまだ金利も低く制度も充実しているので、確かに買い時ではあるでしょう。しかし、マイホームは家族が笑顔で暮らす場所ということを忘れてはいけません。ムードに流され買った後、 ローンに追われたり、家を手放すことになってしまっては本末転倒です。「買い時」は、家族や家計の状況で決まるもの。有利な制度や条件だけを、決断の決め手にしない冷静さが大切です。
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FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子
ファイナンシャルプランナー(AFP)モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者
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