ライフエッセンスVol.31

新しく始まる「つみたてNISA」ってどういうもの?
先日、銀行で「つみたてNISA」のチラシをもらいました。「投資」とありますが、今は銀行の積み立てしかしていないので、少し怖い気もします。「つみたてNISA」の何がよいのか、どう活用したらよいのかを詳しく教えてください。(大府市 専業主婦 K・W 32歳)
名前の通り「積立投資」で、幅広い世代の「資産形成」を支援
人生100年時代、「資産形成」には投資が必要
2014年から始まった「NISA」に続き、2018年からは「つみたてNISA」がスタートします。「つみたてNISA」は、幅広い年代の人の「資産形成」を応援する制度。大きな特徴は、積立投資の収益に対する税金が、最大20年間も非課税となることです。扱われる投資信託も、金融庁が認めた低コストのものに絞られていることも特徴的です。K.Wさんのように、これまで投資をしたことのない人は、投資のウォーミングアップとして利用してもよいでしょう。人生100年と見据えれば、リタイア後の余生は30年余。年金を補うだけの資産を作るには、預貯金だけでなく、こうした安定的な長期の積立・分散投資は必要です。
「つみたてNISA」詳しくはどんなもの?
どこで申し込むの?
では、具体的なしくみなどを説明しますね。まず、その名のとおり、「積立投資」のみが対象です。ゼロから資産を作るための制度ですから、まとまった額の一括投資はできません。非課税で積み立てできるのは年間40万円までです。毎月積み立てする場合は月3.3万円までとなりますね。例えば、3%の運用で、20年間積み立てを続ければ、資産は約1083万円となります。しかも利益に対する税金はゼロです。利用できるのは、日本に居住している満20歳以上の人で、1人1口座のみ。すでに一般のNISA口座を利用している人は併用できません。つみたてNISAに変更することもできるので、取引中の金融機関などに確認してみましょう。初めての人は、銀行や証券会社などで申し込みを。金融機関ごとに商品数やサービスは異なるので、申し込む前に窓口やサイトなどで比較してくださいね。
「iDeCo」などと上手に組み合わせを そのコツは?
ほかにも、老後の資産を作る有効な方法には、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」があります。「つみたてNISA」と両方を組み合わせれば、毎月非課税で積み立てできる額も増やせます(企業年金のない会社員は月額2.3万円、公務員は1.2万円など)。60歳まで引き出しできない「iDeCo」に対し、「つみたてNISA」は途中の引き出しも可能です。いつでも自由に使えるお金を多く確保したい場合は「つみたてNISA」を厚めに、老後の資産形成が目的なら「iDeCo」を厚めにしておくとよいでしょう。おトクな制度は、賢く活用してくださいね!
プロフィール

知多半島近郊の情報をお届け!
気に入ったらいいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterで東海市発 情報誌「ペコロス」をフォローしよう!
Follow @pecoros_kun
FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子
ファイナンシャルプランナー(AFP)モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者
■FP事務所 ラパン業務内容
家計全般のマネー相談業務&実行サポート セミナー・相談会・執筆 など~こんな相談ができます(一例)~
●家計管理はどのようにしたらよいか
●将来のお金のことが心配
●マイホーム予算やローン選びのことを知りたい
●入ってる保険の内容がよくわからない
●こどもの教育費はどう準備したらよいか
●相続や贈与の準備はどうしたらよいか
●「日経新聞の読み方・活かし方教室」
出張講座(4~5人から)など
TEL:0569-58-0128
午前10:00~午後6:00
■FP事務所ラパン
ホームページ http://www.fp-lapin.com「FPラパン」で検索ブログ 「FPラパンブログ」で検索
楽天の保険「ニュース&リサーチ」コラム連載中!
http://hoken.rakuten.co.jp/news/