ライフエッセンスVol.10

~暮らしとおカネのアドバイス~ 髙木恵美子のLifeEssence ライフエッセンス 今回のご相談

「配偶者控除の「壁」ってどういうもの?」

扶養範囲内の103万円と130万円の違いがよくわかりません。103万円を越えるとどうなるの?150万円で働いた場合はどうなのでしょう? (知多市 A・Oさん 33歳 パート勤務)

目先の損得よりも家計に合わせた 自分のキャリアプランを

所得税なし・配偶者控除の対象となる103万円の壁

まず「103万円」は所得税を払うかどうかの基準です。収入が103万円を超えなければ所得税はかかりません。なぜなら65万円(給与所得控除)+38万円(基礎控除)=103万円の控除があるからです。あらかじめ源泉徴収されている人の場合、その年のパート代が103万円以下なら確定申告で税金は戻ってきます。また公務員・会社員の妻の場合、103万円を超えると、夫の所得税が増えます。夫の給与所得から配偶者控除の38万円が引けなくなるためです。ただ141万円までは段階的な配偶者特別控除(38万~3万円)があるので、さほど気にしなくてよいでしょう。世帯収入に大きく影響するのは、次にあげる「130万円」の壁です。



社会保険の扶養範囲となる年収130万円の壁

この「130万円」はちょっと注意が必要な壁になります。なぜなら、パート収入が130万円を超えると夫の扶養者と認められなくなるからです。収入の中から、夫とは別に健康保険料や厚生年金保険料などを払うことになります。また夫に支払われていた家族手当などが払われなくなる可能性があります(福利厚生は会社ごとに基準が違うため確認が必要)。この場合、夫・妻とも手取りが減るので妻の収入がおよそ150万円(世帯状況により異なります)以上でなければ、世帯 としての収入は大きく変わりません。ただし自分で厚生年金に加入できれば、将来受け取る年金は確実に増えます。お小遣い程度の収入でよいなら別ですが、目先の損得だけで働き方をセーブするのは残念。働く意欲や時間のある人は、世帯収入UPのために150万円以上を目指したいところです。


新たにできる「106万円の壁」とは?

2016年10月からパートの厚生年金の適用基準が変わります。年収106万以上(月給で約8万8000円以上)で週20時間以上働く人は、夫の扶養から外れ、健康保険や厚生年金の保険料を自分で払うことになるのです。ただし、加えて「1年以上勤務している」「501人以上の従業員がいる企業」といった基準もあり、どなたにもあてはまるわけではありません。同じ手取りを望むなら、働く時間を増やす、単価の高いパートを選ぶなどの工夫も必要になってきそうですね。これからますます主婦の働き方も変わってくるでしょう。早いうちから、家計に合わせたご自身のキャリアプランを考えることも大事です。「106万円の壁」が、いい機会になるかもしれません。※上記は夫が主たる収入を得ている場合です(妻が主たる収入を得ている場合は逆になります)


プロフィール

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

FP事務所 ラパン 代表 髙木 惠美子

ファイナンシャルプランナー(AFP)
モーゲージプランナー(CMP)
貸金業務取扱主任者

■FP事務所 ラパン業務内容

家計全般のマネー相談業務&実行サポート セミナー・相談会・執筆 など
~こんな相談ができます(一例)~
●家計管理はどのようにしたらよいか
●将来のお金のことが心配
●マイホーム予算やローン選びのことを知りたい
●入ってる保険の内容がよくわからない
●こどもの教育費はどう準備したらよいか
●相続や贈与の準備はどうしたらよいか
●「日経新聞の読み方・活かし方教室」
出張講座(4~5人から)など
TEL:0569-58-0128
午前10:00~午後6:00

■FP事務所ラパン

ホームページ http://www.fp-lapin.com「FPラパン」で検索
ブログ 「FPラパンブログ」で検索
楽天の保険「ニュース&リサーチ」コラム連載中!
http://hoken.rakuten.co.jp/news/

知多半島近郊の情報をお届け!
気に入ったらいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで東海市発 情報誌「ペコロス」をフォローしよう!